初夏の珍味、じゅんさい(蓴菜)は、湧き水の出るきれいな池で育ちます。
スイレン科じゅんさい属の水生多年草で、6〜7月に池の泥中に地下茎を這わせて生長し、水中に細長い茎を伸ばします。
食用とされるのは、池の上に伸びてくる葉の部分。長さ10cmくらいで全縁、楕円形の特長ある形をしています。
新葉は巻いていて、葉と茎はぷるんとした透明な寒天状の粘液に包まれていて、ぬるぬるとしています。
古くは「古事記」や「万葉集」に「蓴(ぬなわ)」と記してあり、奈良時代から食用とされてきました。
普通は野生のものを採集していたが、江戸時代から栽培もはじめられました。
現在では東北地方、特に秋田県が全国一の生産地とされています。 生のジュンサイはこの時期にしか手に入りませんので、是非一度ご賞味下さい。 |